翼がなくとも飛べる! My plane can fly without wings!

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 私が提唱する揚力発生のメカニズムを最大限に生かして、重量が1グラム以下の模型飛行機(飛翔体)を作ろう!と挑戦してみました。

1)重量が1グラム以下となると、揚力を得るために空気中を移動する速度を確保する必要があり、まず第一にDrag(抗力)を極力小さくする必要がありました。ここに私の特許を活用。

2)私が入手出来る最も軽量な構造部材は間違いなく発泡スチロールでした。

 と言うことで試行錯誤を繰り返し、機体の形状を追い求めて、ついには翼の無い飛行機に行き着いたのです。

 普通なら機体の両側に翼があるのですが、翼が無い飛行機 !? が出来上がったのです。

・これで重量が 0.88グラム になって目標達成となりました。祝!

 では飛ばして見ましょう!

アルミの1円硬貨はジャスト1.00グラム。

 「1グラム以下と言う軽さで容積のある物体を、この様に投げて、ある程度の速度を持って空気中を移動させる」ことは実は結構難しいことなのです。つまり、小さな抗力で、揚力を得て、飛んでくれたのです。重りもなし、姿勢制御の尾翼だけ。


 翼が無いのになぜ飛ぶのか?

 実は翼がない機体の上下面が、私の提案する「翼の最適形状」(特許第6452877号)に近づけた形状になっているのです。言わば極端に幅の狭い全翼機みたいなモノ(姿勢制御の為の尾翼は必要)。

・この姿勢で飛べば機体先端は機体の上下中心線上にあり、抗力(空気抵抗)が最小限になります。

・「原理1」で機体上面の前半分が下向きの力を、上面の後半分と下面が上向きの揚力を生み出しています。

・「原理2」による流れを曲げる事で発生する揚力は、機体の幅が15mmと薄く流れが側面に回り込んでしまい、発生する揚力はかなり小さいと思われます。つまり、下向きに曲がる流れが少なく、その反力での揚力もかなり小さい筈です。

・そしてこれが紙飛行機の様に飛んだことを鑑みれば、私の特許内容、「揚力発生のメカニズム」の私見、および「揚力の試算」で示したメカニズムが実証された一例になるのかもしれません! 嬉!

・この動画を見て「出発渦」から発生した「循環」が存在するから・・・、などと言う人はさすがにいないでしょう!

「空力のトップページ」

揚力発生のメカニズム

揚力&抗力の試算

翼の最適断面形状を求める

飛行機はこうして飛んでいる!

The plane is flying like this! 「空力」のトップページ 翼に揚力が発生するメカニズムの説明にベルヌーイの定理は使えない。 簡単な実験で証明して揚力発生の真のメカニズムに迫る。 <車の実験屋の空力実験室> Hase Aerodynamics Labo 長谷川隆

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